ノコギリヤシの歴史

画像の説明

ノコギリヤシは北米南東部に自生するハーブの一種で現地では昔から男性ホルモン調整のためにネイティブアメリカンの間で使われてきました。
男性の前立腺肥大による尿トラブル対策や薄毛対策のみならず女性にも効果があることから広く使用されています。
このようなノコギリヤシはどのようにして広がっていったのでしょうか?ここではその歴史について調べてみました。

ノコギリヤシは現在でも北アメリカで自生しており欧米では様々な用途で使われています。
ノコギリヤシは今でこそ日本でも聞くようになりましたが、北アメリカ南部では古くからソー・パルメットといわれて広範囲に分布していました。
北アメリカのネイティブアメリカンや移住者たちがノコギリヤシを見つけてその実を自分たちの栄養として食べていたのが始まりです。
ネイティブアメリカンの知恵が食欲増進や滋養強壮、尿トラブルなどに効果のあることを確認したことでノコギリヤシが収穫されるようになっていきました。
その後ノコギリヤシの効果が話題となってはアメリカから世界へ伝わって行きました。

ノコギリヤシに関する研究はネイティブアメリカンによって利用されていたものをイギリスからの移民が母国へ持ち帰ったことで始まりました。
19世紀の初めにノコギリヤシのハーブティーが前立腺肥大症の治療に効果的であることが認められました。
1950年代には男性の強壮・利尿・鎮静のために使用されていました。
1960年代になるとノコギリヤシに含まれている油性成分が前立腺肥大症を原因とする排尿障害の治療に使えることが立証されたのです。
1990年にはフランスのシャンポール博士が前立腺肥大症に効果のあることを報告したことで一気にヨーロッパの医学界に広まることになりました。
そして1995年にはイタリアで前立腺肥大症の患者63名を対象にして160mgのノコギリヤシエキスを3週間投与することで残尿感が改善したことが確認されました。

このような効果が確認されたことからドイツをはじめ、ヨーロッパ諸国においては前立腺肥大症が原因である尿トラブルの対策に効果があるとして医師によって処方される薬となりました。
今ではノコギリヤシの果実エキスが医療品としてヨーロッパで認可され、日本でも今では多くの種類のサプリメントとして販売されるようになりました。

ノコギリヤシはホルモンバランスを崩す原因となる酵素の働きを抑えることで、前立腺肥大の初期症状が予防できるのです。
サプリメントや医薬品として使われるようになったのは最近の事ですが、実際には古くからネイティブアメリカンによって古くから活用されていたのです。